ノーベル賞の源へ

10月 11日 9:00現在 残席数 64
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★お席に余裕がございますので、参加ご希望の方は当日会場受付までお越しください。万一満席の場合は、悪しからずご了承くださいませ。
 

日 時 : 2013年10月13日(日) 10:00 ~ 16:00 (9:30 開場) チラシをダウンロード
場 所 : 福岡市民会館 小ホール アクセス
 福岡市中央区天神5-1-23   市営地下鉄空港線天神駅、西鉄福岡駅より徒歩約15分
 タクシーご利用の場合、福岡空港から約15分、博多駅から約10分
対 象 : 高校生・小中高教員の方   定員 250名
  *要事前お申し込み、先着順(引率教員・保護者の方も入場可能です)
参加費 : 無  料

プログラム(小ホール)

10:00-10:10 平島 崇男 教授 開会のあいさつ
10:10-10:55 前野 悦輝 教授 「トポロジカルに新しい物質」
  〈物 理〉 最近、物理学に新しい革命が起こりつつあります。電気を流さない絶縁体なのに、表面だけは必ず金属になる物質が見つかりました。その原因は物質に含まれる電子の波の「トポロジー」の特殊性から理解できて、「トポロジカル絶縁体」と呼ばれるようになりました。トポロジーは、連続変形によってお互いの形が同類とみなせるかを分類する数学の分野です。これを物理学に応用すると、世の中の物質をトポロジカルに普通か面白いか分類できるのです。超伝導体や超流動体のなかにもトポロジカル物質があり、それらに共通の性質もわかってきました。この講演では、物理学の最先端テーマの一つである、このトポロジカル量子現象についてわかりやすく解説します。
11:00-11:45 土`山 明 教授 「はやぶさサンプルを分析する
         ~人類が始めて採取した小惑星物質~」
  〈地 球〉 はやぶさ探査機は2005年小惑星イトカワに到着し、さまざまな観測(リモートセンシング)を行うとともに小惑星表面から微粒子を採取し、サンプルは2010年地球に持ち帰られました。はやぶさサンプルは人類が始めて小惑星から採取したサンプルであるとともに、月に次いで2番目の地球以外の天体の表土(レゴリス)サンプルでもあります。講演者はチームリーダーとしてその初期分析に従事し、現在も詳細分析に携わっています。講義では、サンプル分析により実証された小惑星と隕石との関係や、大気のない天体表面での物質進化について述べるとともに、はやぶさ後のサンプルリターン計画についても解説します。
11:45-13:00 休    憩  
13:00-13:45 高橋 淑子 教授 「動物のかたちづくり ~細胞の不思議~」
  〈生 物〉 たった一個の受精卵。それが細胞分裂しながら2個、4個、8個。気がつくと、脳が作られ、心臓の拍動が始まっています。動物発生の神秘の裏に、どんな仕組みが隠されているのでしょうか?「蛙の子は蛙」というように、遺伝子の働きが鍵を握ります。そして遺伝子の司令をうけた細胞たちは、実に巧妙な仕掛けで手や足、そして眼や耳を正確に作り上げていきます。本講演では、動物発生にみる細胞のドラマをご紹介します。細胞達の「つぶやき」に耳を傾けてみませんか?
13:50-14:35 益川 敏英 名誉教授 「 若者を科学に向かわせるものは? 」

特別講演

益川名誉教授  若者は若者の生活の中で多くのものに接するが、その中で想像もしなかった科学上の出来事や、科学者の姿に接するであろう。その若者はそれらの憧れに近づきもっと知りたいと希求する。
 そしてそれを求めてドンキホーテの如く金盥を頭に載せてロバに乗り旅に出る。そこで自分が夢見た世界の本当の姿とより深い内容に驚き一歩一歩真の科学者に近づいて行く。我々の社会は若者にロマンが持てる社会で在って欲しい。
 私は複合粒子模型の提唱で大きな功績を残された坂田昌一博士に憧れて素粒子研究者への一歩を歩みだした。
【略 歴】
  • 1958年3月 - 名古屋市立向陽高等学校卒業
  • 1962年3月 - 名古屋大学理学部卒業
  • 1967年3月 - 名古屋大学大学院理学研究科博士課程修了
  • 1967年7月 - 名古屋大学理学部助手
  • 1970年5月 - 京都大学理学部助手
  • 1976年4月 - 東京大学原子核研究所助教授
  • 1980年4月 - 京都大学基礎物理学研究所教授
  • 1990年11月 - 京都大学理学部教授
  • 1995年4月 - 京都大学大学院理学研究科教授
  • 1997年1月 - 京都大学基礎物理学研究所教授
              (素粒子論研究部門担当)
  • 1997年4月 - 京都大学基礎物理学研究所所長
              (2003年3月まで)
  • 2003年4月 - 京都大学名誉教授
  • 【受 賞 歴】
  • 1979年12月 - 第25回仁科記念賞(1979年度)
              「基本粒子の模型に関する研究」
  • 1985年4月 - 第1回J.J.サクライ賞(1985年)
  • 1985年6月 - 第75回日本学士院賞(1985年度)
              「六元クオーク模型の提唱」
  • 1995年1月 - 朝日賞(1994年度)
  • 1995年5月 - 第48回中日文化賞(1995年度)
  • 2007年10月 - 欧州物理学会2007年度高エネルギー・
              素粒子物理学賞
  • ノーベル物理学賞(2008年度、南部陽一郎、小林誠と共同受賞)
  • 14:35-14:45
    平島 崇男 教授 閉会のあいさつ

    大学生活相談会(練習室A・B): 京都大学理学部生が勉強や研究、日常生活のことなどの質問に応対します(高校生対象)。

         1.12:00-12:45     2.15:00-16:00

    申し込み方法: 以下のいずれかの方法でお申し込みください

         ★FAXでの受け付けは、10月11日正午をもって終了いたします。お席に余裕がございますので、
           参加ご希望の方は当日会場受付までお越しください。万一満席の場合は、悪しからず
           ご了承くださいませ。
     

    <申し込みフォーム> 申し込みフォームでの受け付けは終了しました。
    <F A X> チラシの裏面申込書を  075-753-3645 までご送信ください。

    お問い合わせ(月~金 9:00-17:00)

    京都大学理学研究科 社会交流室

    〒606-8502 京都市左京区北白川追分町 
    TEL : 075 (753) 3640 FAX : 075 (753) 3645 
    E-mail :

    主 催: 京都大学理学部・大学院理学研究科
    後 援: 山口県教育委員会、福岡県教育委員会、福岡市教育委員会、佐賀県教育委員会、長崎県教育委員会、熊本県教育委員会、
         大分県教育委員会、宮崎県教育委員会、鹿児島県教育委員会

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