ELCAS・最先端科学の体験型学習講座(京都大学理学部)未来の科学者養成講座

ELCAS・最先端科学の体験型学習講座(京都大学理学部)未来の科学者養成講座

講座アーカイブ・オープンコア講座 <2008年度>

ELCASでは、月1回、公開オープン講座を、また年に1度数学、物理、化学、生物、天文等の講義を1日受講できる講座を開講しております。その講座内容を書き起こしたものを講座アーカイブに掲載します。


2009年6月

南部・小林・益川の考えたことー対称性とその破れー 

2009年6月6日(土) 畑 浩之教授

                                

  • 「自発的対称性の破れ」の研究において、過去にノーベル賞を受賞した「トンネル効果」が使われているということは、将来このことを使った研究でさらに詳しい何かが見つかるかもしれないと思うと、量子力学の奥深さを味わった。
  • 今まで「対称性の破れ」に関する本を何冊か読んでいましたが、一番わかりやすかったです。
  • 学校で物理の先生から原子核の話を聞いた時に陽子はさらにクォークというものからできていて、6種類あると聞きました。それが小林さん・益川さんによって発見されたことだとわかりその発見の重大さをかんじました。対称性がくずれるということはよくわからなかったけれども物理学において対称性がすごく根本的なものだということがわかりました。
  • 面白かったけれども難しかった。大学で理学部に入ろうと思ったらもっともっと勉強しないといけないと思いました。
  • 今日の講座は少し難しかったけれどもとても興味を持てました。実際にこの様なことを何もない状態から証明していくのはとても大変なことだったんだなと思い関心しました。
  • 今、物理学の分野で最も話題になっている領域の話を聞かせてもらった。内容は難しかったが物理学の奥深さをしることができた。

 


2009年5月

霊長類学最前線:人類の進化を読み解くフィールドワーク 

2009年5月2日(土) 山極寿一教授

                                   
  • 今まで進化というのは1つの過程しかないと思っていたが、その進化もまだ確実に分かっていないと聞いて、未知の領域だったので面白いなと思った。
  • 何で人類学という文系的な講座が理学部で行われるのかと思っていたが、文系学問を理学的にアプローチすることで新しい展開がみえることに驚いた。理学部で行われている研究は全ての学問の基礎となることをすごいと思った。
  • ゴリラの社会を知るためにゴリラの群れに入るという方法には驚いた。今まであったフィールドワークについてのイメージが大きく変わった。
  • 同じ猿の中でも外見的特徴だけでなく、集団のパターンや行動に違いがあるのに驚いた。またフィールドワークでゴリラと接近しようと努力しているのを知って感動した。
  • 自然学と人文科学の違い、類人猿の研究が人文科学に発展することについて感心した。
  • 世界史で人類の始まりをついこの前学んだのですが、霊長類の始まりや進化などを知ることができてよかったです。フィールドワークは大切だなと思いました。
   

2009年3月  

DNAの損傷と修復

2009年3月7日(土) 秋山(張)秋海准教授

                                 
  • DNAが生物学にとって重要であることは知っていたが、自己の管理さえ行う複雑さに驚いた。
  • 人間の体の中でも、1日の間にすごい数のDNAが損傷しているなんて驚きだった。
  • 高校の授業ではさらっとしか触れないところでもとても深い内容でこれが大学の授業内容かなとイメージができました。
  • DNAの修復、損傷について最近の研究も交えた講義で面白かった。具体的な遺伝病として早老症などが挙げてあり、ニュースなどで聞いたことがあったのでつながりが良く分かった。
  • DNAの異常によって身体に様々な影響がでるというのは恐ろしいと感じました。

2009年2月

細胞の中をのぞいてみよう! 

2009年2月7日(土) 西村 いくこ教授

 

  • ノーベル賞をとってから「GFP、GFP」とだけ聞いていたのだけど、実際にどんな役割があるかはしらなかったので、それを説明してもらえ、おもしろかった。
  • 植物細胞と最新の研究のつながりをとてもわかりやすく説明していただき、講座に参加してとてもよかったと思っています。 大学の先生の話ということで最初はむずかしく、わかりづらいと思っていましたが、イメージが変わりました。また都合がつけば参加したいと思います。。
  • 葉緑体でつながっていることには驚きました。 ERボディの発見など、GFPがもたらした発展はものすごいものなんだなあと思いました。。
  • 第1回目の体験学習コースが西村先生の担当だったため、自分たちが教えていただいたことをより深く掘り下げたことが聞けたので、とても為になりました。 植物の研究を行う上で、大切な知識を身につけられたような気がします。 また植物では、まだまだわからないことが沢山あるとわかったので、これからどんな新しいことが発見されるか楽しみになりました。。
  • 最後にあった"組み換え"のお話をきて、"理学部"というイメージが変わりました。"組み換え"などの食物に関する問題は農学部でだけ研究されていると思っていたけれど、そうではないことがわかりました。 "理学部"とはいっても、医学的な研究や薬学的なものや農学的なもの、さまざまな研究がおこなわれていることを改めて感じました。。

2009年1月

高校生と社会人のための現代数学入門講座~新春特別講義

2009年1月10日/11日 

加藤 文元准教授 ・上野 健爾教授 ・加藤 毅准教授 ・照井 一成准教授

 


2008年12月

地球温暖化問題の理学的基礎知識

2008年12月6日(土) 余田 成男教授

  • 現代の科学で、地球温暖化を含めた気候変動をどのようにとらえようとしているかを知ることができ興味深い講座だった。
  • 地球全体を考える理学部的な視点で、地球温暖化について理解することができました。地学というと暗記のイメージが強いですが、最先端の研究では物理や数学を駆使していることも知りました。高校の地学にはない、数学的なおもしろさを感じることができたように思います。
  • 気象と物理学が関係しているというのは驚いた。
  • 今まで、地球の気候のことには、あまり興味を持っていなかったので、今月の講座は、若干ハードルが高かったのですが、良いきっかけを覚えました。現在、温暖化などの問題が騒がれていますが、自分でもしっかり勉強したいと思います。
  • 気象予報や温暖化予測のように、色々な要因がからんでくる問題を、どのように解ける形にするのか、興味があったのでおもしろかったです。

2008年11月

生物化学の話~DNAから抗がん剤に関連するTOPIC[化学]

2008年11月1日(土) 板東 俊和 准教授 

 


2008年10月

光で物質を探る[物理]

2008年10月4日(土) 田中耕一郎 教授 

 


2008年9月

エーテルとダークマター[物理]

2008年9月6日(土) 今井憲一教授