ELCAS・最先端科学の体験型学習講座(京都大学理学部)未来の科学者養成講座

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講座アーカイブ第4期

2012年 2月

走査トンネル顕微鏡で見る分子の世界

走査トンネル顕微鏡でみる分子の世界

2012年 2月 4日(土) 奥山 弘 准教授

奥山1 奥山2 奥山3

受講者の感想

  • 今回の講演会の内容は、ちょうど今高校の授業で習っている単語がちらほら出てきて、興味を持てました。難しい内容でしたが、驚くことがたくさんあって面白かったです。ELCAS生としてオープンコアコースを受けるのは最後かもしれませんが、一般としてもまた来たいと思いました。ありがとうございました。
  • ELCASの授業で1度走査トンネル顕微鏡について学ぶ機会があったのですが、今回はより深く細かく知ることができてよかったです。STMの針の先端は原子1個分だということを聞いてとても驚きましたが、実際に見ると針の存在がちゃんと確認できて「どんなに小さいものでも存在しているんだなぁ」と当たり前のことですがすごく感動しました。いろいろ知ることができて、これからの化学の授業が楽しみになりました。ありがとうございました。
  • 顕微鏡の種類と測定の仕方を学べてよかった。
  • 顕微鏡というと見るためのものかと思ったが、それだけではなく物質を作ることもできるということに驚いた。分子レベルで見ると日常生活では考えにくい不思議な現象が起きることがわかった。ELCAS化学メンバーとして最後に化学の講義を受けられて良かったと思う。
  • あまり分子について深く考えたことはなかったので、とてもよい機会だったと思います。
  • 少し難しかったですが、分子の世界を見る事が出来るのは面白いと思います。建物が常に数十ヘルツで揺れているというのも、知りませんでした。STMについて教科書も見てみたいと思います。
  • 走査トンネル顕微鏡について名前だけ知っている程度だったので、非常に興味深かった。水の2量体、3量体については難しかった。
  • 難しい内容でしたが、興味深かったです。
  • 電波で分子を壊せる、動かせるというのはおもしろいと思いました。
  • H2Oの分子単位での振る舞いが分かってよかったです。ベンゼンが六角形であることを見るのには、相当な技術(AFM)が必要だということを知って驚きました。また、STMを使うには、ピエソ素子、細かな針、真空のポンプ、除振対策、液体Heといった、様々な条件が必要なのだなと感じました。
  • 生命のもと?となるたんぱく質とそれを使っての車の話がおもしろかった。針を使って電流をながして部員詩をみるという話の中で作業が細かくて大変そうだなと思った。
  • 全体的に少し難しかったです。STMを使うことによって分子を動かしたり、分解することができるということは初めて知ったのでとても面白かったです。「『分子』というとても小さいものを自分たちで動かしていく」というのは、他の色々な事ができそうで夢があると思いました。形の見えないものを研究していくのは、様々な他の知識を持つことが大切だと思いました。
  • 学校で化学の授業をやっていても、それは暗記や数値計算が殆どだったので、実際に原子レベルで形を見れて、化学の実感がわくようになった。
  • 数十Hzの振動や空気中のH2O、N2O2、温度が影響するなんて、思っていなかった。大学にはこんなに繊細な機械があると知ったので早く大学に入って使ってみたいと思った。STMは顕微鏡としてしか使われないとばかり思っていたが、より強い電流を流すことで、化学反応を起こしたり、H2Oの3量体を3つに分けたり、原子を移動させたり、さらにはH2O分子内の水素結合を切ったりできることには驚いた。分子モーターや分子素子など分子にはまだいろいろな可能性があることを感じた
  • 価電子の分布を反映して、物体の構造をみるというSTMの凄さを知った。走査トンネル顕微鏡の存在は知っていたが、”走査”という意味をしらなかったので、この機会で知ることができてよかった。新聞とか何らかの挿絵で原子文字の存在を知っていたが、、わずかな電流によって産み出されている芸術とは知らなかった。トンネル効果は量子力学で有名な効果であるけども、この講演を聞いて量子力学について学びたくなった。AFMによって感知する”力”はファンデルワーールス力でないことに驚いた。まだまだ量子力学の勉強が足りないなって実感した。
  • 二量体の方が三量体より不安定なのはトンネル効果で実証できることに感動した。共有結合力は高校では習いません。

 


2012年 1月

太陽、地球、宇宙人

太陽、地球、宇宙人

2012年 1月 7日(土)  柴田 一成 教授

柴田1 柴田2 柴田3

受講者の感想

  • これまで太陽についてじっくり考えたことがなかったが、この講演を聞いてみると、さらに太陽のことについて、また宇宙のことについて考えてみたいと思った。こうして地球上で生きている間に太陽で爆発がたくさん起こっていると思うと少し怖くなった。
  • 個人的には、宇宙人はいてほしいと思います。
  • 宇宙人説いろいろあっておもしろいです!ありがとうございました!
  • 太陽は地球にとても大きな影響を与えていることがわかった。宇宙の天気予報のようなものは以前見たことがあったので、何が観測されているのかまた見てみたいと思う。
  • 物質的な面からの解析も聞きたかったです。
  • 明日、どこかの文明からの電波が届くかもと思うとわくわくします。きっとワープできる宇宙人もいると思います!
  • 宇宙人に出会えるのが600年後なら、自分は会えないので残念だ…。でも、もし地球が150年前に電波を送ったなら、もっと前からどこかから電波を450年以上前に送っていたら…地球人は気づかず、むこうだけ気づいているということもありますね…!
  • 太陽のことは何回か学んだことがあるのですが、太陽のプロミネンスやフレアについて詳しく学べたのは初めてで、たくさん新しいことが知れてよかったです。宇宙人について科学でまじめに話してくださる先生に会ったのも初めてで、オカルトだなんだと宇宙人は馬鹿にされがちですが、もしかしたら宇宙人は人類より5億年進化しているかもしれないなど現実的に宇宙人について考えることができてそれもとても面白かったです。今度宇宙人を馬鹿にする友人を、今日学んだ知識で一泡吹かせてやろうと思います。
  • 大変興味深かったです。現在、人類が宇宙に進出するには、まず、太陽について解き明かす必要があると思いました。ドレーク方程式については、知っていたけれど、悲観論者と楽観論者の話はおもしろかったです。いろんな飛騨天文台の撮影したものが見ることができてよかったです。
  • 太陽のプロミネンスなど、映像で見ることができてとても興味深かったです。宇宙人や地球など、様々な説があり、まだまだなぞがたくさんあるんんだなと感じました。とても面白く、また他の説も知りたいと思いました。
  • とても興味深い講演で、楽しかったです。
  • 太陽の風の話から宇宙天気予報はたしかに私たちにも関係あるし必要だなと思った。生物の絶滅の原因がその超巨大フレアかも…という話はすごく納得っていうかあぁーって思った。意外と生物はしぶといなと思った。宇宙人は話はすごくわくわくした。
  • 太陽についてとても勉強になった。
  • 楽しくわかりやすく講演されたのでありがたかった。ひさしぶりに知的な話(内容)に触れて、あっという間に時間が過ぎてしまった。またこんな機会があれば参加したいと思った。

2011年12月

第4回宇宙地球

太陽系46億年の歴史を探る最先端解析技術

2011年12月 3日(土)  平田 岳史 教授

平田1 平田2 平田3

受講者の感想

  • 地球は面白い。今私たちが生きているこの世界は謎が多い。けど、この分野は非常に興味深いし、世界の先駆者になれる!京都大学の分析装置は世界レベルなのに驚いた。"Kyoto Model" "世界のKyoto" 実に素晴らしい大学だなと実感しました。あと、プレゼンが非常に面白かった。
  • 技術の工学的原理もさらっと教えてほしかった
  • はやぶさの話がしても興味深かったので、もっと深く知りたいと思った。
  • 今日のお話は、宇宙地球分野の私にとっては、とても興味深いものでした。特に、これから実行される予定の宇宙開発計画(はやぶさ2など)についてのお話が、とても印象的でした。
  • はやぶさについてのニュースは聞いたことがあったが、詳しいことは知らなかったので知れてよかったと思う。また、機械に人口知能をつけたロボットなどが将来活躍していくのではないかと思った。
  • 分かりやすくてよかったです。最先端の事情もよくわかりました。
  • 地学は得意ではなかったが、とてもわかりやすくてよかった。
  • 面白かったです。私はELCAS宇宙地球分野に所属していますが、こういう分野の研究も面白そうだなと思いました。地球の年齢はしっかりわかっていないこと、隕石がどんな角度で落ちても必ずクレーターは丸いこと、隕石の落下は頻繁であること、はやぶさのミッション中の苦悩など、本当にいろいろなことが知れてよかったです。ありがとうございました。
  • 今までほとんど興味がなかったイトカワについての研究が生命科学や医学にも役立っているというのがわかった。宇宙科学の世界観が少しわかった気がしておもしろかった。
  • イトカワとか医学との関連とか、すごくおもしろかったです。
  • 遅れて来たので、初めの方は聴くことができなくて、残念だった。現在の超微量元素の分析の技術には、とてもおどろいた。
  • とても小さいことについての話なので、あまり実感がわかなかったけれど、その、とても小さいことで、いろいろな事が分かるというのはすばらしいと思った。
  • はやぶさの仕事について詳しく知ることができて、良かったです。感動するお話でした。

 


2011年11月

11月5日

固体でも液体でもない、柔らかなものの物理の世界

2011年11月5日(土)  荒木武昭 准教授

荒木准教授1 荒木准教授2 荒木准教授3

受講者の感想

  • 難しかったですが、ソフトマターの様々な現象を知り、面白かったです。今日も楽しかったです。だんだん慣れてきて、疲れを感じなくなってきました。
  • 物理を習っていない私には少し難しすぎました。物理の世界は本当に奥が深いと思いました。普通に見ていた液晶テレビがこんなに複雑な構造を経て映像をうつしているということがわかって、よかったです。
  • 物質の三態変化(固体、液体、気体)の中でも、固体と液体の間に位置するような物質があることを改めて認識することができた。しかし、液晶等の説明で難しい数式や化学的説明を見ると、学校ではそんなに詳しく学習しないので、少し難しく感じてしまった。
  • 固体でも液体でもないものとは何だろうと思っていたのですが、身近な液晶と知って驚いた。
  • 木材が固体ではない、ということにとても驚きました。木材は相転移をしないので、言われてみればそうだと思いましたが、今までそんなこと考えたこともなかったので、すごく新鮮でした。液晶の奥深さを知ることができてよかったです。難しい話でしたが、面白い話だと思いました。ありがとうございました。
  • 内容がとても難しくて理解するのが難しかった。だが、普段気にすることのないような「欠陥」の話は聞けて良かった。
  • ソフトマターについてはガラスのことだけ知っていて、興味があったので参加しました。少し難しかったですが、勉強になりました。
  • 液晶は奥が深いと思った。
  • 最初のELCASでやったことと同じところもあって2度目はわかりやすかったです。欠陥がややこしくてわからない単語が飛び交っていて理解するのが難しいです。
  • 身の回りの物に例えての説明とかをしてほしかった。
  • 結構難しかったです。トポロジーについてもう少し勉強しようと思います。
  • 液晶を例に、ソフトマターの興味深い性質を知れて、とてもおもしろかった。
  • 数学的な解析の部分をもう少し聞いてみたかった。

2011年10月

10月1日

昆虫の生活史を決める光周性

2011年10月1日(土)  沼田英治 教授

沼田先生1 沼田先生3 沼田先生2

 


2011年9月

9月3日

素数の不思議

2011年9月3日(土) 伊藤哲史 准教授

  台風12号接近のため、中止になりました